「福音の良い香りと使徒職の豊かな実り」
使徒職は単なる職務ではありません。それは神に呼ばれ、神の愛と福音をこの世界に広めるための生き方です。使徒パウロは、コリント人への第二の手紙で次のように記しています。「私たちは神にとって、キリストを知らない者にも知る者にも、救いの知識の香りです」(2コリント2章15節)。この「福音の良い香り」とは、私たちの行動や言葉、生き方全体が神の愛と恵みを反映し、周囲の人々に影響を与えることです。
福音の香りがもたらす影響
福音の良い香りを放つことは、単に人々にキリスト教のメッセージを伝えること以上の意味を持ちます。それは人々の心に深く響き、変革を促す力を持っています。この香りは、希望、愛、そして平和のメッセージを含んでおり、人々が自らの人生においてより良い選択をする手助けをします。
豊かな実りを生み出す使徒職
真の使徒職とは、福音の良い香りを通じて実り多い結果を生み出すことです。使徒職の実りとは、新たな信者の成長、コミュニティの変革、そして社会全体に対する正義と平和の推進を指します。イエス・キリストは「良い木は良い実を結びます」(マタイの福音書7章17節)と言われました。同様に、私たちの使徒職もまた、神の愛と真実を示す良い実を結ぶべきです。
使徒職を実践する具体的な方法
使徒職を果たすためには、日々の生活においてキリストの教えに従い、神の愛を具現化することが必要です。これには、親しみやすいコミュニケーション、相手を尊重する態度、困難に立ち向かう勇気が含まれます。また、地域社会での奉仕活動や、社会正義のために声を上げることも、使徒職の一環として重要です。
「福音の良い香り」は私たちがこの世界で果たすべき使徒職の核となるものです。これを放つことにより、私たちは神の愛と恵みをより多くの人々に広めることができます。私たちの使徒職が豊かな実りをもたらすためには、日々を神に捧げ、その指導に従うことが求められます。私たちの生活が真の福音の香りを放ち、多くの人々にとって希望と変革の源となるよう努めましょう。
福音の香り、豊かに実る使徒職
私はプロの牧師として、長年多くの人々と接してきました。その中で、様々な悩みや苦しみを抱える人々に福音を伝えることの大切さを痛感してきました。
福音とは、イエス・キリストの死と復活によって人類に訪れた救いのメッセージです。それは、罪と死から解放され、神との永遠の命を得ることができるという、人類にとって最も素晴らしい知らせです。
しかし、福音を聞いても、その真の意味を理解できずに、心が満たされない人も少なくありません。なぜでしょうか?
私は、それは福音の香りが十分に伝わっていないからだと考えています。
聖書には、次のように書かれています。
私たちは神のためにキリストの馨りを放つ者であって、救われる人には死に至る死の香り、滅びる人には生に至る命の香りなのです。このようなことを理解することができる者が、いったい誰がいるでしょうか?(コリント人への第二の手紙 2:15-16)
福音は、香りに例えられています。それは、花や果物の香りのように、人を惹きつけ、心を癒し、平安を与えるものです。しかし、その香りが十分に伝わっていなければ、人はその良さを理解することができません。
私たちキリスト者は、福音の香りを放つ者となるように呼ばれています。それは、言葉だけでなく、生き方を通して福音を伝えることです。
イエス・キリストは、私たちに次のように命じてくださいました。
あなたがたは世の光です。山の上に建てられた町は隠れるはずがありません。 灯台を立てる人は、それを枡の中に置き、台の上には置かないものですが、それは家中のすべての人を照らすようにするためです。 このように、あなたがたの光が人々に輝き、彼らがあなたがたの善い行いを見て、天におられるあなたがたの父をほめたたえるようにしなさい。(マタイによる福音書 5:14-16)
私たち一人ひとりが、福音の香りを放つ者となることができれば、世界はきっと変わることができます。人々は、私たちを通して神の愛を知り、希望を見出すことができるでしょう。
主イエス・キリストが、私たち一人ひとりに共にいてくださいますように。