目次
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面接の結果と伝えられた理由
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不本意な評価への戸惑い
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これからの就職活動への思い
1. 面接の結果と伝えられた理由
先日、障害者雇用の求人に応募し、特例子会社の面接を受けました。書類選考を通過し、当日は緊張しながらも自分なりに準備をして臨みました。面接では、これまでの仕事経験や体調のこと、今後どのように働きたいかを率直に伝えました。
しかし、結果は「不採用」。その理由として伝えられたのが、「障害者雇用を利用する理由に整合性が取れない」というものでした。
この言葉を受け取ったとき、正直とても戸惑いました。私は自分なりに、なぜ障害者雇用を選んでいるのかを説明したつもりでした。体調面の配慮が必要であること、在宅勤務や柔軟な勤務形態を希望していること、それらを踏まえた上で安定して働きたいと考えていること。どれも自分にとっては真実であり、大切な理由です。
にもかかわらず、「整合性がない」と評価されたことは、不本意であり、納得しづらいものでした。
2. 不本意な評価への戸惑い
障害者雇用は、本来「働きたいけれど配慮が必要な人」に対して門戸を開く仕組みのはずです。しかし、実際には「どのような理由で障害者雇用を選ぶのか」を細かく問われ、その説明が相手の基準に合致しなければ認められないという現実があります。
私が「障害者雇用を利用する理由」は、体調面の配慮が必要だから、そして一般枠では難しい部分をサポートしていただきながら働きたいからです。それは自分にとって揺るぎない事実です。
ただ、面接官から見れば、もしかすると「働けるのなら一般枠で応募すべきではないか」という印象になったのかもしれません。また逆に、「障害が重くないのではないか」という疑念を持たれた可能性もあります。
このような「評価のされ方」には非常に複雑な思いがあります。働きたいという意思は本物であり、だからこそ面接に臨みました。それなのに、「理由に整合性がない」と切り捨てられてしまうのは、障害者雇用を選ぶ立場としてとてもつらい経験でした。
3. これからの就職活動への思い
今回の不採用は残念でしたが、私はここで立ち止まるわけにはいきません。むしろ、この経験を通して学んだことがあります。それは、「自分が障害者雇用を選ぶ理由を、より整理し、具体的に伝える必要がある」 ということです。
たとえ相手に理解されなかったとしても、自分の中で言葉を磨いていくことは大切だと感じました。体調や働き方の制約を説明するだけでなく、「だからこそ御社でなら力を発揮できる」という形で結びつけて伝える必要があるのでしょう。
今回の結果は悔しいものではありますが、別の見方をすれば「自分をどう伝えるか」という課題を与えられたとも言えます。次の面接では、その課題を少しでもクリアできるように、もう一度自己分析を深めて臨みたいと思います。
障害者雇用は、誰にでも門戸が開かれているようで、実際には厳しい基準の中での選考があります。だからこそ、自分の言葉で「なぜ障害者雇用を選んでいるのか」を誠実に語り続けるしかありません。
落ちたことは決して無駄ではない、と自分に言い聞かせながら、これからも一歩ずつ進んでいきたいです。