目次

  1. 面接結果と伝えられた不本意な理由

  2. 「前向きさがない」と言われたときの怒りと戸惑い

  3. この経験から考える就職活動への向き合い方


1. 面接結果と伝えられた不本意な理由

先日、障害者雇用(特例子会社)の面接を受けました。書類審査を通過し、面接では自分なりに誠実に答えようと準備を重ねて臨みました。これまでの経歴や、働く上で配慮してほしい点、そして「安定して長く働きたい」という思いを率直に伝えたつもりでした。

しかし、数日後に届いた結果は「不採用」。その理由として告げられたのが、「就労に前向きさが見られない」 という一言でした。

この言葉を目にした瞬間、胸の奥がざわめきました。なぜ自分が「前向きではない」と判断されたのか。就職したいと本気で思っているからこそ応募したのに、その思いを否定されたように感じたのです。

2. 「前向きさがない」と言われたときの怒りと戸惑い

「前向きさがない」と言われた瞬間、正直に言えば 怒りすら込み上げ、体が震えました。
私はこれまで、障害と向き合いながらも働き方を模索し、在宅勤務やB型事業所を通じて少しずつスキルを積み重ねてきました。そのうえで「安定した職に就きたい」という思いを抱き、勇気を出して面接に臨みました。

それなのに「前向きさがない」という理由で落とされる。これは自分の努力や思いを根本から否定されたように感じ、とても受け入れがたい評価でした。

もちろん、面接での受け答えが固く、熱意をうまく言葉にできなかったのかもしれません。相手に「消極的」と映った部分もあったでしょう。しかし、それでも「前向きさが見られない」という評価は、あまりに一方的で不本意でした。

「前向きさ」とは一体何でしょうか? 笑顔で答えることなのか、大きな声で自信満々に話すことなのか。少なくとも、私の中には「働きたい」「挑戦したい」という真剣な気持ちがありました。それを見抜いてもらえなかったことに、強い無力感と悔しさを覚えました。

3. この経験から考える就職活動への向き合い方

今回の経験は、本当に悔しいものでした。ですが一方で、改めて考えさせられたこともあります。
それは、「自分の中の前向きさを、どう相手に伝えるか」 という課題です。

面接官にとっては、表情や声のトーン、話の組み立て方など、目に見える部分で「前向きさ」を判断するのかもしれません。私が内心どれほど働きたいと願っていても、それが表情や言葉に十分に表れていなければ伝わらないのです。

だからこそ、次に面接を受けるときには、自分の思いを「形」にする努力が必要だと感じています。例えば、

  • 「なぜ働きたいのか」を具体的に言葉にする

  • 「将来どのように貢献したいか」を前向きに語る

  • 面接の場で自信を持って話せるように練習する
    といった工夫です。

今回の結果は不本意であり、怒りも消えません。しかし同時に、これは「次につなげるための課題」だと受け止めることもできます。

障害者雇用の面接は、ただ「働きたい」と伝えるだけでは足りないのかもしれません。自分の弱さや配慮を求める部分を説明しつつも、「それでも働きたい」「力を発揮できる」という前向きな姿勢を、相手が納得できる形で表現しなければならないのです。

今はまだ悔しさが残っていますが、この経験はきっと自分の成長につながるはずです。怒りを原動力に変えて、次の挑戦に進んでいきたいと思います。