目次

  1. 穏やかに流れる、B型事業所での日々
  2. 疲れない仕事が教えてくれたこと
  3. 公務員試験、思いがけない“合格”の知らせ
  4. 二つの道の間で、心が揺れる
  5. それでも、今できることは一つ
  6. 結果は神のみぞ知る

1. 穏やかに流れる、B型事業所での日々

気づけば、B型事業所で働き始めて丸2か月が経ちました。
時間が過ぎるのが早い。
それほど、穏やかで、無理のないリズムで働けているということだと思います。

毎朝、パソコンを開いて、少しずつ仕事をこなしていく。
周りのスタッフや利用者さんとも、自然に笑顔で挨拶が交わせるようになってきました。
「自分に合っている仕事」とは、こういうものかもしれません。
焦りもなく、見栄もなく、ただ目の前の仕事を丁寧にできる時間。
それが、私にとっての“平和”です。


2. 疲れない仕事が教えてくれたこと

この2か月、驚くほど“疲れ”を感じていません。
もちろん、集中して作業する時間もあります。
けれど、それが苦にならない。
終わったあとに、ちゃんと「達成感」と「安心感」が残るんです。

B型事業所の仕事を通して、私は一つの真実を知りました。
それは、「頑張ること」と「自分を壊すこと」は違うということ。

社会に出ると、どうしても“がむしゃらに頑張る”ことが正解のように思ってしまう。
でも、それで心や体を壊してしまったら、意味がない。
この2か月間、私は「自分のペースで働く心地よさ」を思い出しました。

それは、私にとっての“リハビリ”であり、“回復の時間”でもありました。


3. 公務員試験、思いがけない“合格”の知らせ

そんな穏やかな日々の中、思いがけないニュースが届きました。
先日受けた公務員試験の筆記試験に合格したのです。

正直、驚きました。
勉強らしい勉強はほとんどできず、当日は「とりあえず受けてみよう」という気持ちでした。
けれど、結果は合格。
次は面接試験に進めるとのこと。

まるで、神様が新しい扉を開いてくださったように感じました。
今の私に必要な経験なのかもしれません。
「これまでの努力は無駄じゃなかったよ」と、そっと背中を押された気がしました。


4. 二つの道の間で、心が揺れる

ただ、その一方で、心の中には葛藤もあります。

今のB型事業所の仕事は、自分にとても合っています。
精神的にも体力的にも、安定して働ける。
この環境を手放すことは、正直、怖い。

けれど、公務員として働けるチャンスは、そう何度も来るものではありません。
しかも、筆記試験を突破できたということは、
何か“流れ”がそこにあるのかもしれない。

「もし面接で合格したら、どうしよう。」
そんな思いが、夜ふと浮かんできます。

現実的には、B型事業所の仕事と公務員の道は、両立はできません。
どちらかを選ばなければいけない日が来る。
その選択は、今の私にとって簡単なものではありません。


5. それでも、今できることは一つ

だからこそ、今は「面接試験に向けて、できることをする」。
それだけを意識するようにしています。

未来のことをすべて決めようとすると、不安で頭がいっぱいになります。
でも、“今できる一歩”に集中することで、心が落ち着いていく。

準備をしながら、自分に問いかけてみます。

「自分はどんな形で、人の役に立ちたいのか」
「どんな働き方なら、長く続けていけるのか」

その答えは、面接のためだけでなく、これからの人生全体にも関わってくる気がします。


6. 結果は神のみぞ知る

結果がどうなるかは、誰にもわかりません。
けれど私は信じています。
“今の私にとって一番良い道”に、自然と導かれることを。

もし公務員試験に合格できたら、それはそれで新しい挑戦。
もしB型事業所に留まることになっても、それはそれで神様が選んでくださった安定。

どちらの道であっても、無駄な時間は一つもありません。
どんな道でも、私らしく生きることができれば、それが正解だと思うのです。

今日もまた、心穏やかに働けることに感謝して。
そして、与えられたチャンスに向かって、静かに歩み続けます。

結果は——神のみぞ知る。


🕊️ あとがき
働ける場所があること。
挑戦できる機会があること。
それだけで、すでに祝福です。

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